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カテゴリー別アーカイブ: ヘアケアの知識

ヘアケアと頭皮ケアは分けて考えましょう!

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髪に良いシャンプーやトリートメント・・・
頭皮に良いシャンプーやトリートメント・・・

 

単純に汚れをしっかり取り除き、潤いを与えるもの。間違いはありません。しかし、髪と頭皮の汚れや潤いって、そもそも同じ考えのもので良いのでしょうか?

 

空気中のチリやホコリ、皮脂などの脂分、ワックスやスプレーなどの整髪料、はたまた最近ではPM2.5のような化学物質や花粉など。

 

もしも、髪に良いシャンプーやトリートメントが地肌にも良いなら、顔や手にも使用して問題無いはずです。

 

しかし、ちょっと抵抗がありますよね。

 

髪も皮膚表面も実は同じ角質細胞でできています。ケラチンというタンパク質が主な成分ですので、基本的には、一般的なシャンプーやトリートメントが顔や手についても健康的な問題はありません。

 

しかし、角質層のすぐ下に生きた細胞のある皮膚には、頭髪用は適しているとは言えません。

 

それは、シャンプーやトリートメントに配合される界面活性剤(汚れを取り除く成分)や保湿剤などの成分が肌には合わないのが原因です。

 

髪の角質細胞はある意味死んだ硬い細胞で、それを柔らかくしなやかに整えるもの、そう主に親水性の油脂や、内部補修成分であるタンパク質類が肌用化粧品とは少し異なるのです。

 

最近では話題のシリコンなども髪には光沢をあたえますが、地肌には余計なものと言えるでしょう。

 

特に、一般的なシャンプー剤に使用される界面活性剤は石油から合成されたものが多く、これもまたスキンには適しません。

 

そう考えると、本来汚れを洗い流す目的のシャンプーに残留性の高い保護成分を添加した製品はプロから見て必ずしも良いものばかりとは言えません。

 

洗うなら洗う、
ケアならケア、
目的に合わせたアイテムをうまく使いこなすことが大切です。

 

良いシャンプーとはいろんなものを配合したものではなく、質と安全性の高い原料で作られたものに他なりません。

 

ですから、シャンプー、髪の為のトリートメント、そして頭皮のケア、それぞれを分けてシステム化したアイテムを選ぶことが大切です。

 

写真は edit. がヘッドスパに使用している 『 コタ、セラシリーズ 』のシステムシャンプーです。
※頭皮のケアに主眼を置きながらも髪をしっかりケアできる安全性の高いアイテムです。

 

もちろん、どんなアイテムも販売されている以上、特に問題があるわけではありません。

 

しかし、頭皮にトラブルがある、アレルギーがある、最近抜け毛が気になる、 などの症状を感じたら、少し気にしてみてはいかがでしょうか。

 

スタッフにお気軽にご相談ください。(^^)

 

 

奈良市西大寺     美容室      edit.      エディット

薄毛・脱毛の悩み  育毛について

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薄毛、脱毛は男女問わず永遠の悩み。何冊も本が書けるくらいのテーマです。 edit ブログではこの問題をシリーズで取り上げて行こうとおもいます。

 

まず第1回目は、女性の薄毛と育毛について、です。

 

さて、男性と女性の脱毛の原因について整理してみることから始めましょう。

基本的に、同じ要素もあれば異なった原因もある、ということなります。まず、挙げられるのは加齢によるホルモンのバランスの崩れがあります。

 

実は、頭髪のコメカミよりも上の部分は 『女性ホルモン』 の支配で生えています。男女共に加齢に従ってこの女性ホルモンが減少することによって、だんだん髪が細く短くなります。

これが最大の薄毛の原因です。女性は特に出産後や更年期にこうした変化が顕著になる傾向にあります。

 

実は脱毛しているのではなく、髪が退化・衰退しているのが正しい認識です。
ヘアサイクル、つまり通常5〜7年ある髪の寿命が短縮されてゆくことにより、細く短い頭髪になってしまうのです。結果、脱毛のサイクルも早くなりますのでたくさん抜けて行くように感じるのです。

 

パーマやカラー、ストレスや紫外線など、外的要因に悪影響を受けることも確かですが、これは本質の原因ではありません。

薄毛・脱毛の予防、育毛には身体の内的な要因を解決・改善してゆくしか根本的な方法はありません。

 

では、どうすればいいのでしょうか・・・?
大切な事を申し上げますと、体質の問題、突き詰めれば DNA の関与するところが大きいのですが、加齢による変化の一部が薄毛である以上、体そのもののアンチエイジングを、食事・睡眠・運動などのトータルで考える必要があります。

 

その上で、サロンでの適切なヘアケアやご自身でのホームケアを行うのが良いでしょう。

edit. では頭皮環境を健やかに改善する専用の商品やケアメニューを充実させています。いろいろご相談ください。

 

 

次回は具体的なケアの取り組みや、ご自宅でな生活のポイントなど、少しずつ掘り下げていく事にしましょう。

 

最後に、「 これをすれば髪が蘇る 」とか「 髪が生える 」などと謳っている美容室や業者がありますが、ちゃんと知識のある者からすると、まず過大な表現だと思います。

 

まずは、正しい知識を得ることから始めましょう! (*^_^*)

 

カテゴリーに 《 育毛 》を追加しましたので時々覗いてみてくださいね。

 

 

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ヘアサロンにおいてのオーガニックって?

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オーガニックカラーやオーガニックパーマ、またオーガニック由来成分配合のシャンプーやトリートメントなど。

 

最近、美容室でも多く聞くようになったこの言葉。皆さんご存知のように『 有機農法 』によって栽培された農産物(まぁヘアサロンで使用するものは概ね植物です)を原料としている、または配合している場合に使っているようです。

 

有機農法については、なかなかその基準が細かくなりますので、ここでは省略します。ざっくりと、化学合成による肥料や農薬を使用せずに育てた作物が原料という認識で良いかと思います。

 

そういう意味では江戸時代の農産物なんて有機農法になるんでしょうが、大切なのは 『 衛生面での安全性 』も確保されているか?という点です。

 

こうしたポイントをクリアしたものにだけオーガニックと名乗ってよろしい、と各国のお役所が基準を定めています。(こうした基準はヨーロッパが先進国です)

 

さて、サロンで使用する薬剤や商材って・・・
もともと毛染め剤やパーマ液なんてケミカル(化学薬品)の塊なのにオーガニックって変だと思われませんか?

 

実は100%オーガニック由来の植物でカラー剤やパーマ剤を作ることは不可能なのです。
・・・ここは考え方なのですが、ケミカル的なものだからこそ、出来る限り天然の安全性の高いケア成分を配合することによって、より髪や頭皮に優しい薬剤にしたい!髪や頭皮に与える影響を最小限にしたい!

 

これが、ヘアサロンにおけるオーガニックの考え方なのです。

 

せっかくオーガニック由来の植物から抽出した有効成分配合のシャンプーなのに、界面活性剤が石油合成品だったり、シリコンを多く配合していたら何の意味もありません。アルカリもできるだけ優しいものに、香料や染料も不必要なものは省いてゆく。

 

そのことを理解してサロンがオーガニックと名乗っているのか?がとても重要なポイントになります。もし、不勉強な美容師がオーガニックを魔法の薬だと勘違いしていたら・・・

 

オーガニック音楽、などと哲学やコンセプトにまで範囲を広げた昨今、実際に人体に使用する美容室においては、オーガニックの持つ可能性と限界をバランス良く取り扱うことが大切です。

 

 

 

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手作り「クールミントシャンプー」で夏を乗り切れ!

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ハッカ油!

最近いろんなメディアでも取り上げられていて話題ですので、皆さんも様々な活用法をすでにお試しかもしれませんね。エタノールに混ぜて、さらに水で薄めて直接肌にスプレーして即席の清涼剤にしたり、数滴を湯船に入れて入浴したり。これがかなりのクールダウン効果が実感できて優れのもなんです!

 

口に入れても大丈夫なものですので、小さいお子様にも安心して使えるため、公園なんかに遊びに行くときに持参するといいかもしれません。

 

原料はハッカ、まぁミントとかメンタと呼ばれるシソ科の植物からの生精油です。そう、メントールが多く含まれている天然の植物油です。

 

これを、ご家庭で使用しているいつものシャンプー剤に数滴混ぜて、即席のクールミントシャンプーを作るのもアィデアですね。

 

市販のクールミントシャンプーは気持ちいいんですが、女性の髪には少しヘアケア性に欠けてしまうので、いつもの愛用のシャンプー剤が同時にクールミントになれば安心して清涼感を楽しむことができます。

 

せっかく買ったミントシャンプーも一夏で使い切れずに残ってしまう、ということもなくなります。

1週間分のシャンプー剤に数滴入れる程度づつ作ると無駄なく使えますよ。

お近くのドラッグストアで手に入り、価格も600~800円程度です。

そうそう、効果抜群ですので、入れ過ぎにはご注意を。

 

一度お試しくださいね。
♪( ´▽`)

 

 

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夏こそドライヤー!その訳は?

先日、あるお客様が「夏は暑いからドライヤーは使わずに自然乾燥よー」とおっしゃいました。

たしかに!暑い、、、

特に髪の長い女性だと余計に汗だくになって、せっかくお風呂に入ったのに、ってことになってしまいますよね。

でも、夏こそちゃんとドライヤーで髪を乾かしてほしいのです。
というのも、もちろん濡れた髪は傷みやすくそのまま寝ると枕との摩擦で損傷しやすくなる、ってのは有名な話なんですが、それ以外に夏ならではの事情があるのです。

カビ! ((((;゚Д゚)))))))

実は気温も湿度も高い夏は、なんとシャンプー後すぐに菌類が繁殖を始め、約2~3時間で、頭皮全体にびっしり広がるという怖い研究が報告されているのです。

シャンプー後は優しく、しかし確実にタオルドライをして、ドライヤーで8割程度まで乾かすのが理想的なんですよ。

もちろん暑いので、時折、冷風を交えながらするといいと思います。

シャンプー後は頭皮がとても清潔になっていて、そのことが逆に頭皮の抵抗力を奪ってしまっています。

健康な髪は畑の健康から!少し気にしてみてくださいね。

(^O^)

 

 

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