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前回の記事(前編)からずいぶんと時間が経ってしまいました。お待ち頂いていた皆様には申し訳ございません。
さてさて、問題のこの 「生え際の短い毛」・・・
実は、もう伸びなくなってしまった毛(詳しくは過去記事をご参照)、ということを前回申し上げました。そしてその原因は体内の変化であって、外からのアプローチでは、なかなか育毛の効果を上げることが難しいということも、お話しました。
育毛メニューを展開する美容室のブログで「そんなもの効果が無い!」なんて、これ業界のルール違反のお叱りを受けるような記事なのです。
・・・でも、薄毛・脱毛はことに女性にとって、最も深刻な悩みであることを、誰よりも知っているのも美容師なのです!本当のことをお伝えするスタンスを持っていたいと思って書いております。
もちろん、サロンの育毛メニューやご家庭でのケアについて、全く無意味である、と言っているわけではありません。正しい方法なら、やらないよりはずっと良いことです。しかし、これで生えてくる!というような確実な方法が存在しない現在において、有効ではない方法に囚われているうちに、もっと進行してしまった!なんてことにならないように気をつけなければなりません!
まして、もし、この方法で生えてきます!などという美容室があったとすれば、その責任、どうやってとるのでしょうか・・・
先般、東京医科歯科大学が、女性のびまん性脱毛を含む、いわゆる男性型脱毛症(男性型はある程度治療法が確立されています)以外の薄毛の原因の解明に成功した、との記者発表をおこないました。
約10年以内に治療薬の開発を目指す、とのことで、もっと早く!と多くの方が思われたことでしょう。そう、実はやっと仕組みが解明されたばかりで、治療方法など、現時点でどこにも存在していないのです。
これだけ長らく美容師をしていながら、女性の脱毛症の改善例を、国内外問わず、一例も出会ったことがありません(※円形脱毛症などの一時的なものは除く)。
遺伝子、細胞内に存在する核酸、そして、補給も再生も不可能なタンパク質・・・ これらが複雑に絡み合って起きる女性の薄毛。
では、いったいどのようにすれば良いのでしょうか?
ひとそれぞれ、脱毛や薄毛があらわれる時期はさまざま
です。一生ご縁のない方も大勢いらっしゃいます。
毛髪の「弱毛化」・・・
これを食い止める方法。
アンチエイジング・・・ この一言に尽きるのです!
ひとそれぞれの違いはあれど、加齢に伴い発症する「弱毛化」。この進行を食い止めるのは全身のアンチエイジングなのです!髪の毛に照準を合わせるのではなくて、体全体の加齢にブレーキをかけて、そして少しでも逆戻りしなければなりません。
高級化粧品をどんなに使用しても、お肌の表面の乾燥を防ぐ以外に、根本的な美肌の効果がないことは、もう経験でよくお分かりのことと思います。そして、その根本的な対処法がアンチエイジング!
だって、髪も肌から生えているのですから!
体の中からのアンチエイジング・・・ つまり若々しく健康でいるということにほかなりません。
さて、長くなりました。あまり希望に満ちた記事ではなくなりましたが、いやいや、間違った方法に時間やお金を投じている暇はありません!
どんなに高価な服やアクセサリーより、艶のある自分の髪をなびかせていた方が、ずっとずっと有意義なのですから。本当を知って、本当の方法を探ることが大切です。希望を持って取り組んでいこうと思っています!
あらためて、この育毛のカテゴリーは更新してゆきますね。今日はこの辺で。
奈良市西大寺 美容室エディット edit.
生え際によく見かける「 産毛のような短い毛 」について、お客様からのご質問がありましたので、ブログで共有したいと思います。
これ、何だと思いますか?
もちろん、様々なケースがあり、個人差もありますので一概には言えませんが・・・
多くの場合、もう長くは伸びなくなってしまった毛、なのです。
この毛について、ネットなどでは、
短い毛が生えて来た!
ドライヤーのかけすぎや、毛染めなどで傷んでできた切れ毛!
などなど様々な感想や解説がされていますが、どれもほとんどが間違いでしょう。
そのメカニズムをご紹介いたしましょう。
まず、頭髪には寿命が存在します。性別や個人によって随分と差がありますが、平均5~6年というところでしょうか。つまり、髪は約5年間成長を続けた後、抜け落ちてしまいます。しかし、毛根(毛母細胞)はちゃんと生きており、しばらくの休止期間を経て、また新しい髪が生えてきます。
人は一つの毛穴からのこうした髪の営みを一生に何度も繰り返しているのです。この営みのことを 「 ヘアサイクル 」 と呼んでいます。
実はこの短い毛はヘアサイクルが何らかの原因で短くなってしまったものなのです!
頭髪は月に約1cmほど伸びますので、短い毛の長さが3cmだとすれば、少なくともその髪の寿命は3~5カ月程度まで短くなってしまっている、ということになります。
まつ毛だって毎日ちゃんと伸びているのですが、ロングまつ毛にならないのは、このヘアサイクルがもともと短いからなのです。
男性の脱毛(いわゆる禿げるということ)はこれが頭頂部全体に広がり進行してゆきます。5年に一度しか抜けなかった髪が、数か月に一度の割合で頻繁に抜けるわけですから、お父さんの髪があちこちに落ちているのも納得です。
たとえば、出産後に脱毛した髪が、次に生えて来た時には短くてなかなか長くなってくれない、などはこれが原因と考えられます。
おそらく、体の内部的な問題(成長ホルモンの影響など)が原因で、外的な問題ではないことがほとんどです。つまり、この短い毛に、トリートメントなど外からのアプローチをいくら行っても何の効果もありません。
では、どのような対処ができるのでしょうか・・・
もはや、美容室でお応えするレベルではなく、それこそ医療のお話しになってくるのですが、それについては次回につづく・・・ ということで、今日はこのへんで。近いうちにまた更新いたします。
奈良市西大寺 美容室 edit. エディット
さて、今回は育毛のケア、シャンプー編をお届けします。
様々なメディアで取り上げられている、育毛シャンプーの方法、特にシャンプー剤のCMでよく見かけるのが、頭皮の脂除去!
確かに過剰な油分は頭皮表面の酸化を促進させると同時に、毛穴を詰まらせて角栓(脂漏)を形成してしまうことも。この角栓、髪を細く、だんだんボリュームを無くして行く原因のひとつでもあります。
では、何に気をつけたら角栓を作らないシャンプーができるのでしょうか?
まず、はじめにシャンプー剤の選び方が重要になります。通常の髪へのケアに重点を置いたシャンプーの界面活性剤では頭皮表面の油分は取れても、この角栓の分解はできません。
これは、お顔の毛穴に詰まった角栓と同様ですので、女性なら誰しも経験があるかもしれませんね。
パパイン酵素や頭皮用のオイルクレンジングなどを使用して頑固な角栓を溶かすことから始めなければなりません。
これは、ご自宅ではなかなか難しいので、ぜひサロンにご相談ください!
定期的にサロンでの頭皮クレンジングやデトックスを行うのが理想的です。その上で、ホームケアとしてのシャンプーの注意点を、お話ししましょう。
前回の育毛記事でも書きましたが、薄毛、脱毛の原因はあくまで身体の内的要因が主役です。
その意味で、シャンプーやトリートメントは二次的な役割となります(もちろんとても大切です)。
まず、本当に過剰な油分があるのか?角栓によって毛穴が詰まっているのかの診断をサロンでお受けになる事をお勧めいたします。
その上で、適切なアイテムを準備してください。
① お湯はぬるめがいい
これは熱いお湯の刺激はかえって皮脂を過剰にしてしまう可能性があるからです。
② お顔と同じく優しくまーるくクレンジング
ゴシゴシ擦ると指と頭皮が一緒に動いて、毛穴の汚れが取れません。
③ トリートメントは過剰に頭皮つけない
髪の為の成分が必ずしも頭皮に良いとは限りません。頭皮の保湿は育毛トニックで。
④ 最後に少し冷たい水でクールダウン
これは、温度差による血行促進に効果があります。
⑤ 育毛トニックで軽くマッサージ
実は、意外とシンプル。お顔と同じ考え方でいいのです。というか、お顔と同じく優しくケアする事が大切なのです。
今回は頭皮の皮脂、角栓とシャンプーついてお話ししましたが、回を改めてその他の原因、ケアの方法についても解説してゆきます。
■スキャルプクレンジングケア・・・他のメニューとセットで 3,240円
■髪と頭皮のデトックス・・・他のメニューとセットでプラス 540円
■ベッドスパ・・・他のメニューとセットで 3,240円
お気軽にご相談ください!
奈良市西大寺 美容室 edit. エディット
髪に良いシャンプーやトリートメント・・・
頭皮に良いシャンプーやトリートメント・・・
単純に汚れをしっかり取り除き、潤いを与えるもの。間違いはありません。しかし、髪と頭皮の汚れや潤いって、そもそも同じ考えのもので良いのでしょうか?
空気中のチリやホコリ、皮脂などの脂分、ワックスやスプレーなどの整髪料、はたまた最近ではPM2.5のような化学物質や花粉など。
もしも、髪に良いシャンプーやトリートメントが地肌にも良いなら、顔や手にも使用して問題無いはずです。
しかし、ちょっと抵抗がありますよね。
髪も皮膚表面も実は同じ角質細胞でできています。ケラチンというタンパク質が主な成分ですので、基本的には、一般的なシャンプーやトリートメントが顔や手についても健康的な問題はありません。
しかし、角質層のすぐ下に生きた細胞のある皮膚には、頭髪用は適しているとは言えません。
それは、シャンプーやトリートメントに配合される界面活性剤(汚れを取り除く成分)や保湿剤などの成分が肌には合わないのが原因です。
髪の角質細胞はある意味死んだ硬い細胞で、それを柔らかくしなやかに整えるもの、そう主に親水性の油脂や、内部補修成分であるタンパク質類が肌用化粧品とは少し異なるのです。
最近では話題のシリコンなども髪には光沢をあたえますが、地肌には余計なものと言えるでしょう。
特に、一般的なシャンプー剤に使用される界面活性剤は石油から合成されたものが多く、これもまたスキンには適しません。
そう考えると、本来汚れを洗い流す目的のシャンプーに残留性の高い保護成分を添加した製品はプロから見て必ずしも良いものばかりとは言えません。
洗うなら洗う、
ケアならケア、
目的に合わせたアイテムをうまく使いこなすことが大切です。
良いシャンプーとはいろんなものを配合したものではなく、質と安全性の高い原料で作られたものに他なりません。
ですから、シャンプー、髪の為のトリートメント、そして頭皮のケア、それぞれを分けてシステム化したアイテムを選ぶことが大切です。
写真は edit. がヘッドスパに使用している 『 コタ、セラシリーズ 』のシステムシャンプーです。
※頭皮のケアに主眼を置きながらも髪をしっかりケアできる安全性の高いアイテムです。
もちろん、どんなアイテムも販売されている以上、特に問題があるわけではありません。
しかし、頭皮にトラブルがある、アレルギーがある、最近抜け毛が気になる、 などの症状を感じたら、少し気にしてみてはいかがでしょうか。
スタッフにお気軽にご相談ください。(^^)
奈良市西大寺 美容室 edit. エディット
薄毛、脱毛は男女問わず永遠の悩み。何冊も本が書けるくらいのテーマです。 edit ブログではこの問題をシリーズで取り上げて行こうとおもいます。
まず第1回目は、女性の薄毛と育毛について、です。
さて、男性と女性の脱毛の原因について整理してみることから始めましょう。
基本的に、同じ要素もあれば異なった原因もある、ということなります。まず、挙げられるのは加齢によるホルモンのバランスの崩れがあります。
実は、頭髪のコメカミよりも上の部分は 『女性ホルモン』 の支配で生えています。男女共に加齢に従ってこの女性ホルモンが減少することによって、だんだん髪が細く短くなります。
これが最大の薄毛の原因です。女性は特に出産後や更年期にこうした変化が顕著になる傾向にあります。
実は脱毛しているのではなく、髪が退化・衰退しているのが正しい認識です。
ヘアサイクル、つまり通常5〜7年ある髪の寿命が短縮されてゆくことにより、細く短い頭髪になってしまうのです。結果、脱毛のサイクルも早くなりますのでたくさん抜けて行くように感じるのです。
パーマやカラー、ストレスや紫外線など、外的要因に悪影響を受けることも確かですが、これは本質の原因ではありません。
薄毛・脱毛の予防、育毛には身体の内的な要因を解決・改善してゆくしか根本的な方法はありません。
では、どうすればいいのでしょうか・・・?
大切な事を申し上げますと、体質の問題、突き詰めれば DNA の関与するところが大きいのですが、加齢による変化の一部が薄毛である以上、体そのもののアンチエイジングを、食事・睡眠・運動などのトータルで考える必要があります。
その上で、サロンでの適切なヘアケアやご自身でのホームケアを行うのが良いでしょう。
edit. では頭皮環境を健やかに改善する専用の商品やケアメニューを充実させています。いろいろご相談ください。
次回は具体的なケアの取り組みや、ご自宅でな生活のポイントなど、少しずつ掘り下げていく事にしましょう。
最後に、「 これをすれば髪が蘇る 」とか「 髪が生える 」などと謳っている美容室や業者がありますが、ちゃんと知識のある者からすると、まず過大な表現だと思います。
まずは、正しい知識を得ることから始めましょう! (*^_^*)
カテゴリーに 《 育毛 》を追加しましたので時々覗いてみてくださいね。
奈良市西大寺 美容室 edit. エディット